湘南藤沢徳洲会病院脳神経外科
2021 年 1 巻 2 号 p. 11-16
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71 歳男性。半年前からの歩行障害を主訴に他院受診。特発性正常圧水頭症が疑われタップテストが行 われるも症状の改善がないことから、外科的な治療の適応がないと判断された。当院で再度MRI 検査を行い、晩発性膜性中脳水道閉鎖症と診断し、第三脳室底開窓術を施行し術後、症状の改善が得られた。特発性正常圧水頭症が疑われる高齢者でも、特発性正常圧水頭症以外の水頭症である可能性があることについて十分知っておくことが必要である。
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