奈良県総合医療センター 脳神経外科
南奈良総合医療センター 救急科
2019 年 24 巻 1 号 p. 60-65
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鈍的外傷による椎骨動脈損傷は稀な病態であり,初診時に特徴的な症状を欠く事が多いために診断し難い.しかし,その灌流領域における遅発性虚血合併症は重篤な病態を引き起こす可能性がある.診断/治療の遅れが予後不良に繫がるため,初診時に効率よくスクリーニングする必要がある.今回我々は,交通外傷による椎骨動脈損傷で遅発性に小脳梗塞を発症した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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