NEUROSURGICAL EMERGENCY
Online ISSN : 2434-0561
Print ISSN : 1342-6214
脳神経外科系二次救急病院における新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)に対するID NOW(NEAR法)とPCR検査併用によるクラスター対策
中村 博彦上山 憲司麓 健太朗野呂 秀策荻野 達也渡部 寿一大里 俊明森 大輔光増 智岡 亨治
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2024 年 29 巻 1 号 p. 28-32

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抄録

 新型コロナ感染症(COVID‒19)による院内クラスターの発生を防ぐためには,入院時にSARS‒CoV‒2感染の有無を調べる必要がある.ID NOWは13分以内に検査結果が出るためスクリーニング検査として有用であるが,偽陽性が問題となる.そこでID NOWが陽性の場合は,同時にPCRを併用して行ってきたが,その結果を後方視的に検討した.オミクロン株が流行した2022年に入院したID NOW陽性の41名の患者の中で,5名がPCR陰性であったが,そのうちの1例は2日後のPCRで陽性になった.ID NOW陽性でPCR陰性の場合は,翌日ないし3日後にPCRを追加し,感染の初期か感染性のない偽陽性かどうかを判定した.感染性のない偽陽性であっても,直近の既感染者であり,コホート隔離で再感染する可能性はないと判断できるものであった.

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© 2024 日本脳神経外科救急学会

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