北海道特別支援教育研究
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北海道特別支援教育研究第15巻1号
知能のCHC理論と臨床活用へ向けた考察
加藤 順也北村 博幸
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2021 年 15 巻 p. 63-74

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抄録
本研究ではSchneider and McGrew(2018)で示されているCHC理論について概観したあとに新たに示された学習効率(Gl)と検索の流暢性(Gr)について臨床活用へ向けた考察を行った。CHC理論については、階層構造と広範的能力及びその限定的能力の定義・内容について示した。学習効率(Gl)と検索の流暢性(Gr)については、KABC-Ⅱの語の学習と語の学習遅延がいずれも学習効率(Gl)に位置づけられることが明らかとなった。今後の課題としては、検索の流暢性(Gr) の評価方法の確立が必要であると考えた。
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