1952 年 5 巻 5 号 p. 180-182
(1) Margarineの風味と組織の改良のために加えられる牛乳成分がMargarineのVitamin Aの酸化に如何なる影響を輿えるかを試験し, 同時にその效果を他の合成抗酸化剤と比較した。
(2) 乳成分のうちクリーム, 脱脂乳, 酸酵脱脂乳が最も勝れ, バターミルクは幾分劣るがN. D. G. A.(0.01%) 及びPropyl-gd1ate (0.01%) より勝れている。
(3) バター脂肪には抗酸化力は殆んど效められない。
(4) 前回有效と認められたα-Tocopherolと他かSypergigtとか組合せでは濃度0.01%以下では效果は非常に弱い。Thiodipropionic acidは0.01%では效果が認められない。
(5) 乳成分を添加したものは微が生え易いから適當な防腐劑を必要とする。