日本看護医療学会雑誌
Online ISSN : 2760-2079
Print ISSN : 1345-2606
日本のA県における認定看護師が考えるタスク・シフト/シェアできる特定行為
安立 なぎさ, 篠崎 惠美子
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2026 年 28 巻 1 号 p. 11-20

詳細
抄録
 目的:本研究は、認定看護師が医師から看護師へタスク・シフト/シェアできると考える特定行為(以下行為とする)を明らかにする。  方法:日本看護協会に登録されているA県内の認定看護師を対象とし、38 行為について、医師から看護師へのタスク・シフト/シェアできる行為に関する認識調査をWeb上で実施した。  結果:回収数は235名(回収率22.7%)であった。対象者の看護師経験年数は21 ~ 30 年が55.8%、就業場所は病院が91.1%、施設規模は500 ~ 600床未満18.7%、800 床以上が14.5% であった。医師から看護師へタスク・シフト/シェアができるとの回答が多かった行為は【脱水症状に対する輸液による補正】(n=187, 81.0%)、【褥瘡又は慢性創傷の治癒における血流のない壊死組織の除去】(n=185, 79.4%)、【持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整】(n=164, 70.1%)、【創傷に対する陰圧閉鎖法】(n= 163, 71.2%)であった。タスク・シフト/シェアできないとの回答が多かった行為は【心嚢ドレーン抜去】(n=181, 79%)を含む循環器関連の5 行為であった。  結論:認定看護師がタスク・シフト/シェアできると考える行為は、認定看護師教育のB 課程に含まれる2行為と、皮膚・排泄ケア認定看護師が特定行為研修開始以前より医師の直接指示で実施してきた2行為であった。
著者関連情報
© 2026 日本看護医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top