2025 年 42 巻 4 号 p. 749-757
目的:早期Parkinson病(Parkinson disease:PD)の生体脳において,Positron Emission Tomography(PET)を用いて,zonisamideの神経保護作用の長期効果を検討した.
方法:対象はPD16名で,zonisamide投与群と非投与群に割当てた.[11C]DPA713(神経炎症マーカー)と[11C]CFT(ドパミントランスポーターマーカー)PETを5年間毎年撮像し,PETと臨床評価を縦断的に検討した.
結果:Zonisamide投与群では非投与群と比較し,5年間で全脳において[11C]DPA713結合の上昇量と集積範囲が小さく,基底核における[11C]CFT結合の低下量と低下範囲が小さかった.
結論:Zonisamideの早期PDへの投与には,神経炎症進展とドパミン節前神経脱落を抑制する可能性があることが示唆された.