2025 年 42 巻 5 号 p. 869-872
症例は,38歳女性.抗アクアポリン4(aquaporin–4:AQP4)抗体陽性視神経脊髄炎関連疾患の患者で,出産を契機に脊髄炎が再発した.Satralizumabを導入したが,育児のため5–6週間ごとの投与間隔になった.Satralizumab使用中に再発し,抗サトラリズマブ抗体が陽性であった.Inebilizumabへ切り替え後,再発はない.
Satralizumabの投与間隔延長が,血中濃度低値につながり抗薬物抗体産生リスクとなった.Satralizumab使用中の再発には,抗薬物抗体の測定が病態の評価に有用な可能性がある.