知能と情報
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ショートノート
ロボットの混合感情表出のための表情制御手法(<特集>エンタテインメントコンピューティング)
加納 政芳後藤 みの理加藤 昇平中村 剛士伊藤 英則
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2005 年 17 巻 2 号 p. 250-255

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抄録
感性会話型ロボットIfbotは, 自らの感情と話者の感情を考慮に入れて会話するロボットである.Ifbotは, 自らの感情を表現するために数十種類の表情を持ち, これらの表情を表出しながら会話する.本稿では, Ifbotの生理的な現象による表情変化(生理系)と筋肉による表情変化(筋肉系)に着目する.まず, Ifbotの表情表出機構の各部位を生理系と筋肉系に分類する.つぎに, 恒等写像学習を用いて, 生理・筋肉各系における表情の特徴を感情空間に抽出する.そして, 得られた2つの感情空間を利用して2つの感情を混合した表情を生成する.
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© 2005 日本知能情報ファジィ学会
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