抄録
本論文は, 主観的視知覚を評価するための方法を示す. 円形と正方形との主観的等価面積がこの方法により評価される. この方法では, 主観的視知覚のデータはあいまいなので重み付けされ, もしこのデータ間に矛盾があればその重みは減じられる. この重み付きデータを用いて, 個人ごとの知覚はメンバーシップ関数により表現される. そしてこれらの個人ごとのメンバーシップ関数を統合することにより, 多くの人に共通した知覚がファジィ集合として得られる. この方法は, 統計的アプローチと比較して, データに強い仮定を課することはなく, また, 多くの情報を示すことができる. ヒューマンインタフェースには, 現在, ユーザに主観的満足感を提供することが求められているので, この方法は有効であり, かつ実用的である.