知能と情報
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原著論文
ファジィ c 平均識別器による駐車場のカメラ方式車両検知システム
市橋 秀友堅多 達也藤吉 誠野津 亮本多 克宏
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2010 年 22 巻 5 号 p. 599-608

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抄録
監視カメラは防犯上の理由から多くの駐車場に設置されているが,駐車・空車を判別するために使用されているのは稀で,ほとんどが超音波や赤外線のセンサーを利用したシステムとなっている.カメラ方式のシステムは監視カメラとしての機能と車両管理のための機能を同時に持たせることができるが,検知精度の問題から屋外駐車場用としては実用化されていない.本論文では,ファジィc平均クラスタリングに基づく識別器を応用してカメラ方式での車両検知精度の改善法を提案する.まず,セミハードクラスタリングにより計算時間の改善を図り,検知性能を改善するようにメンバシップ関数のパラメータを粒子群最適化法(PSO)により最適化する.今回開発された新システムは平成21年10月に東京銀座の地下駐車場に第1号機として導入された.また,屋外駐車場(屋上)における約2ヵ月間のテストでの検出精度は99.6%で当初の目標を大幅に上回る性能が得られた.
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© 2010 日本知能情報ファジィ学会
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