抄録
本研究は,鋼構造物の塗膜劣化の画像診断支援システムを構築することである.本システムは主要な2つの画像処理過程から構成されている(フェーズⅠ,Ⅱ).フェーズⅠは,画像中の塗膜劣化領域と非劣化領域を峻別する過程である.ここでは,核抽出クラスタリング法による領域分割をベースにしており,SOMの援用も受けている.また,フェーズⅡは,フェーズⅠで出力された劣化領域峻別画像における塗膜劣化領域の分布性状から,塗膜劣化程度を診断する過程である.診断結果は(Level A, B, C)=(0.0, 0.6,0.3)のようなファジィ集合として出力される.