日本口腔腫瘍学会誌
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顎関節部骨肉腫切除後に顎顔面の2次再建を行った1例
石川 好美大村 進青木 紀昭斎藤 友克碓井 貞彦小野 繁藤田 浄秀
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1994 年 6 巻 2 号 p. 101-108

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抄録
われわれは, 顎関節部に発生した骨肉腫の切除により生じた顎顔面の変形を2次的に再建した症例について報告する。
症例は38歳女性で, 1983年左側顎関節部に生じた骨肉腫を切除した結果, 下顎第一小臼歯から顎関節部までと上顎骨の一部ならびに頬骨弓に骨欠損が生じた。さらに術後照射により頬部皮膚が壊死に陥り欠損したため上顎洞が露出してしまった。その状態で5年間経過観察した後, 1988年にまず皮膚欠損を広背筋皮弁で閉鎖し, 翌1989年にはマンディブラートレイと腸骨の海綿骨を用いて下顎骨の再建を行った。そして1990年には, 顔面神経麻痺に対する形成手術を行った。すなわち眼瞼下垂に対しては眼瞼形成術を行い, 口角下垂に対してはマルレックスメッシュを用いて口角挙上手術を行った。
これら一連の手術により顔貌の対称性が得られ, 患者のQOLが向上した。
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