日本小児アレルギー学会誌
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シンポジウム4 アレルギー疾患発症に関与する遺伝因子・環境因子
胎内・胎外因子:臍帯血サイトカインと皮膚生理機能
荒川 浩一杉山 幹雄水野 隆久望月 博之徳山 研一森川 昭廣
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2007 年 21 巻 1 号 p. 86-91

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抄録
乳・幼児期のアトピー性皮膚炎の発症に係わる因子を解明する目的で出生コホート研究を行った.健康新生児262名(男児133名,女児129名)を対象に,アレルギー疾患の家族歴,妊娠中の母体感染症の有無,臍帯血サイトカインの測定および皮膚生理機能検査を行った.生後1および3年目にアレルギー疾患発症の有無について,郵送および電話によるアンケート調査を行った.その結果,生後1年目および3年目では,医師の診断に基づくアトピー性皮膚炎の発症は,それぞれ27名(12.7%),20名(10.1%)であった.1年目では家族歴,臍帯血 MIP-1βが,3歳では1歳までのアトピー性皮膚炎,臍帯血IL-6,IL-10,IL-12が関連した.さらに,生後1ヵ月の頬部の皮膚水分量は両年齢に関連していた.臍帯血サイトカインや皮膚生理機能検査は,アトピー性皮膚炎の発症予知因子となる可能性が示唆された.
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© 2007 日本小児アレルギー学会
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