慶應義塾大学薬学部生化学講座
2018 年 32 巻 1 号 p. 1-8
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近年, アレルギー感受性に影響を与える環境因子として, 腸内細菌が注目を集めている. 腸内細菌は上皮バリア機能を高めてアレルゲンの侵入を抑制し, 炎症やアレルギー反応の抑制にかかわる制御性T (Treg) 細胞を誘導する. 小児アレルギー患者では腸内細菌叢の異常が認められる. また乳幼児への抗菌薬の投与は, 腸内細菌叢の攪乱を招き, アトピーや喘息のリスクを高める可能性が示されている. 本稿では, アレルギーの発症と腸内細菌に関する最新の研究を紹介する.
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