日本小児アレルギー学会誌
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原著
福岡市保育所における食物アレルギー児状況と食物除去対応の15年間の推移
田中 浩美, 柴田 瑠美子
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2020 年 34 巻 2 号 p. 214-222

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抄録

【目的】福岡市内保育所での15年間の食物アレルギー児状況と食物除去対応の推移をアレルギー調査資料から明らかにする.【方法】年1回全保育所に食物アレルギー児数,原因アレルゲン食品,給食対応について調査を実施した.【結果】食物アレルギー児割合は,平成14年度3.8%,23年度以降5.9%に増加した.アナフィラキシー経験児は,平成17年度25例から28年度96例に増加した.年齢別食物アレルギー児割合は,乳児が最も高く,年次推移では,幼児期で増加傾向があった.原因アレルゲン食品推移は,どの年度も1位鶏卵(3.34~4.56%),2位乳(1.58~2.16%)で,落花生は,平成14年度0.11%から23年度0.88%に増加した.給食対応は,診断書の指示のもと,除去食+代替食は62.2%から84.5%へ増加し,弁当のみは0.7%から0%へと減少した.28年度は,完全除去54.4%,部分除去47.9%であった.【結語】保育所の食物アレルギー児は増加しており,より安全に配慮した対応が必要になっている.

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© 2020 日本小児アレルギー学会
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