精密工学会誌論文集
Online ISSN : 1881-8722
Print ISSN : 1348-8724
ISSN-L : 1348-8716
論文
難削材料の雰囲気制御エンドミル加工
臼杵 年佐藤 公紀守谷 光広岩田 薫澤田 太助久保田 和幸島 順彦
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2005 年 71 巻 9 号 p. 1120-1124

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抄録
本研究は, 高酸素雰囲気による酸化物の生成を利用して, その酸化物の潤滑作用により溶着を軽減して工具寿命の延長を図ることを目的としている. 本報告では, 溶着性の高いチタン合金およびインコネル718の加工に適用し, 高酸素雰囲気での酸化物生成により工具摩耗が抑制されること, チタン合金を切削した場合, 試験したコーティングの中では (Ti, Al)N, TiSiNが高酸素での摩耗減少量が大きく, 酸化物による潤滑効果が期待できるTiBONが最も摩耗が少ないことを示した.
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© 2005 公益社団法人 精密工学会
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