日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第67回(2016)
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一般研究発表(05) バイオメカニクス
05バ−25−ポ−06 室内疾走における加速区間とトップスピード区間の跳躍角における年代別の比較
*宮﨑 俊彦田中 昭憲
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p. 177_1

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抄録

 短距離の跳躍角とストライドについて検討するため、中学男子26名、中学女子13名、高校男子20名、高校女子13名を被験者にし、室内50m走を行った。オプトジャンプシステムを設置し、滞空時間と接地時間を測定した。同時にレーザ速度測定器を用いて疾走速度を測定した。一歩の跳躍角は、跳躍高とストライドの1/2の値からから正弦値を求め、跳躍角度を算出した。その結果、35-45m区間の跳躍角とストライドはどの群も負の関係が得られた。0-10m区間の跳躍角とストライドの関係については中学女子・中学男子の2-5歩目までは有意な相関係数が得られなかった。高校男子・高校女子の3歩目以降は有意な負の相関関係が得られた。以上の結果、中学女子は、スタート直後から高く跳びあがって、ストライドを得ようとしているのに対し、高校男子・高校女子は、3歩目以降より低く前に跳んでストライドを広げ、速度を上げようとしていると考えられた。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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