日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第68回(2017)
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一般研究発表(08) 測定評価
08測−09−口−19 バレーボールにおける攻撃の成否に関連する項目
*沼田 薫樹小林 秀紹
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p. 190_1

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抄録

 競技選手やチームのパフォーマンス向上において、データ活用の重要性はますます高まってきている。バレーボールにおいてもデータバレーを中心にトップチームはもとより、大学や高校でも重要視されている。バレーボールのゲーム構造は、アタック、ブロック、トス、ディグやレセプション、サーブなどの技術で構成されている。これらの技術を組み合わせ、3回以内で攻撃を行わなければならない。その中でレシーブ、トス、アタックという一連の流れが3段攻撃と呼ばれ、ゲームの主流となっている。球技における攻撃は防御と同時に成立するため、ブロックを加えた攻防の中で試合を分析することが必要である。このことから本研究は、攻撃の技術と相手のブロック技術の複合的な要因について、攻撃の成否に関連する有効な項目を検討することを目的とした。調査対象は北海道大学秋季バレーボールリーグ男子1部とした。記録したデータはすべての3段攻撃における各項目を集計し、攻撃の成否(得点の有無)を目的変数、その他の項目を説明変数として統計処理を行った。その結果、三段攻撃に関わる各技術において、その成否に関連する有効な項目を得ることができた。

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© 2017 一般社団法人 日本体育学会
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