日本体育学会大会予稿集
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第68回(2017)
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一般研究発表(09) 体育方法
09方−09−ポ−01(31) 日米プロバスケットボールにおける勝敗・得点差に関係するSTATSの比較
*栗原 俊之伊坂 忠夫岡本 直輝
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p. 221_1

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抄録

 全米プロバスケットボール協会(NBA)や日本プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)は、各試合の内容を記録した統計値(STATS)を公開している。本研究は試合結果に関係するSTATS項目が日米のプロリーグで異なるかを検討することを目的とし、2016–17年シーズン全試合(NBA 1230試合、B1 540試合)のSTATSを使って統計解析を行った。一般的なSTATS項目(前後半得点、シュート、フリースローの試投数・成功数・成功率、リバウンド、アシスト、ターンオーバー、ファウル、スティール、ブロック)に加え、攻撃回数、攻撃効率、防御効率および両チーム間の各項目の差を独立変数とし、得失点差を従属変数とした重回帰分析、勝敗を基準変数とした判別分析を行った。結果、重回帰分析では日米ともに攻撃効率、防御効率、シュート成功率、フリースロー成功数の差が選択され、NBAでは3点シュート成功数の差、Bリーグではファウル数の差が選択された。判別分析ではほとんどすべての項目が関与したがNBAでは3点シュートに関する項目が、Bリーグではリバウンドに関する項目が勝敗に大きく関係していた。

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