主催: 一般社団法人 日本体育学会
会議名: 日本体育学会第68回大会
開催地: 静岡大学/静岡県コンベンションアーツセンター
開催日: 2017/09/08 - 2017/09/10
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フロアボールは北欧発祥の屋内で行われるホッケー型のスポーツである。日本とヨーロッパ諸国との間には大きなレベル差があり、早急な競技力向上が求められている。球技における競技力向上に関する研究は多岐にわたる手法を用いて行われているが、その中の1つに記述的ゲームパフォーマンス分析を用いる研究がある。比較的単純な変数を扱った記述的ゲームパフォーマンス分析は、試合で求められるスキルに関する知見を提示することに長けており、指導現場に多くの示唆を与えられる可能性がある。そこで本研究は、フロアボールにおけるシュートに至るまでの攻撃様式の特徴を明らかにし、今後の競技力向上の一助とすることを目的とした。測定対象は2016年および2017年の日本フロアボール選手権大会の男子の試合から無作為に抽出した5試合とした。対象とした試合は、ビデオカメラによって撮影された映像を、局面ごとに再生プレーヤーの機能を用いて再生、一時停止させ、測定項目に基づき複数の専門家によって変数の抽出が行われた。測定項目の内訳および結果に関しては学会発表時に報告する。