日本体育学会大会予稿集
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第68回(2017)
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一般研究発表(11) 体育科教育学
11教−10−ポ−29(89) 眼のトレーニングの必要性について
*堂元 慎也
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p. 286_2

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抄録

 概ね、スポーツでは、眼から入ってくる情報により、次に何をするのかを判断し、行動に移している。しかし、現在、様々なスポーツを行う上で、筋力トレーニングやメンタルトレーニングあるいは技術的なトレーニングが重視され、多くの時間をそこに費やしているのが現状である。眼のトレーニングの重要さを見直すべきではないだろかと考える。そこで、3週間に渡り普段のトレーニング中にスピージョンというソフトを使用し、数値を図り、それに加えて日常的にできる眼のトレーニングを取り入れたら、選手にはどの様な変化がもたらされるのかを検証することにした。対象は、高等学校のクラブ活動(女子バレーボール部)とし、その調査から検討してみた。調査の結果、スピージョンの数値的にも大きく変化がみられた者が多かったが、それ以上に選手自身のモチベーションが高くなっており、練習の質的要素が高まった。やはり、目で見た情報を正確に・より早く判断できるということは、取り組む姿勢にも影響を与えていたことが分かった。

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