日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第68回(2017)
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シンポジウム
日本福祉大学スポーツ科学部の障害者スポーツ関連科目について
藤田 紀昭
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p. 52_3-53

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抄録

 日本福祉大学スポーツ科学部は今年度設置されたばかりの1学科定員180名の新学部である。障害者のスポーツ指導はスポーツ指導の原点という考えのもと、障害者スポーツ関連授業を複数配置している。具体的には1年時配当科目としてふくしスポーツ論、一般体育(アダプテッド・スポーツ)、2年時配当科目として障害者スポーツ論、専門実技(アダプテッド・スポーツ)、3年時配当科目として障害者スポーツ指導法演習A(身体障害)、障害者スポーツ指導法B(知的・精神障害)、ふくしスポーツ演習などがある。関心のある学生はさらに専門演習(ゼミ)やフィールドワークといった授業で学びを深めることが可能である。また、必修科目を3科目履修することで初級障がい者スポーツ指導員資格が取得できるようになっており、全員この資格を取ることになる。さらに選択科目の履修により中級障がい者スポーツ指導員の取得も可能である。保健体育教員免許状に加えて特別支援学校教員免許状も取得できるカリキュラムとなっている。このほか研究面では企業と連携して障害者スポーツ障害者選手のユニフォームを開発したり、地域の選手発掘育成面で拠点大学となるべく準備を進めている。

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