日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(08) 測定評価
08測-24-ポ-34 青・壮年期の身体活動習慣に関連する環境要因の検討
*涌井 佐和子萩 裕美子
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p. 188_1

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抄録

 目的:青・壮年期の身体活動に影響する地域環境要因の検討を目的とした。方法:インターネットリサーチ会社の登録モニターである全国20~49歳男女2,000名を対象にアンケート調査を実施した。対象者への調査は、最終的な目標回答数を2,000名とし、層化による割付、回答への協力度や正確性を考慮し、386,500名に対して調査を依頼し、データに欠損のない2,000名を分析対象者とした。分析項目:身体活動に関しては、Global Physical Activity Questionnaire:GPAQ日本語版により評価した。性、年代、婚姻状況、就業状況、学歴、BMI(身長、体重より算出)、運動セルフエフィカシーを個人的要因、財政指数、市町村規模、近隣の身体活動環境(IPAQ環境尺度日本語版)、ソーシャルキャピタルの認知を環境要因として評価した。結果:GPAQ日本語版により、23メッツ・時/週以上の身体活動を行っていた者は全体の30.1%であった。身体活動の有無を目的変数としたロジスティック回帰分析の結果、いくつかの近隣の身体活動環境項目とソーシャルキャピタルの認知は個人的要因を調整後も身体活動と関連した。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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