日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
ISSN-L : 2424-1946
第70回(2019)
会議情報

07 発育発達
07発-12-ポ-30 世田谷区における子どものインターネット依存傾向の実態と生活要因との関連
2018年度「子どもの健康に関する悉皆調査」結果を基に
*前門 和磨田中 良唐沢 佳惠本澤 直季渡辺 晃山田 直子田邊 弘祐鹿野 晶子三浦 公平野井 真吾
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 214_3

詳細
抄録

 世田谷区では過去2度に亘り、区内の全公立小中学校の子どもを対象に「子どもの健康に関する調査」を2年に1度のペースで実施してきた。その結果、小学5、6年生で約2割、中学生で約2~3割の者がインターネット依存傾向に判定される様子を確認してきた。しかしながら、小学3、4年生の実態や生活要因との関連は十分に検討できていなかった。そこで本研究では、世田谷区における子どものインターネット依存傾向の実態を把握し、生活要因との関連を検討することを目的とした。調査は、世田谷区の全公立小中学校に在籍する小学3年生から中学3年生とその保護者を対象に2019年3月に実施され、分析にはデータに欠損がなかった14,976組分のデータが使用された。分析では、インターネット依存傾向の有無を目的変数に、性、学年、生活状況(睡眠、朝食摂取、排便、外遊び、メディア利用時間)を説明変数に投入した多変量による二項ロジスティック回帰分析を行った。本研究の結果、睡眠時間・朝食摂取・排便・メディア時間などの生活状況との関連が示された。(本研究は、世田谷区3快プログラム~快眠・快食・快運動(世田谷区教育委員会)の一部として実施された)

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 日本体育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top