日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第70回(2019)
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07 発育発達
07発-12-ポ-32 世田谷区における子どもの睡眠状況の実態と生活要因との関連
2018年度「子どもの健康に関する悉皆調査」結果を基に
*唐沢 佳惠田中 良前門 和磨本澤 直季渡辺 晃山田 直子田邊 弘祐鹿野 晶子三浦 公平野井 真吾
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p. 215_2

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抄録

 世田谷区では、過去2度に亘り、区内の全公立小中学校の子どもを対象に「子どもの健康に関する調査」を2年に1度のペースで実施してきた。その結果、世田谷区の小中学生は全国平均に比べて遅寝遅起き傾向であるとともに、学年が上がるにつれて睡眠問題を抱える子どもが増加する様子を確認してきた。しかしながら、睡眠状況の生活要因は十分に検討できていなかった。そこで本研究では、世田谷区における子どもの睡眠状況の実態を把握し、生活要因との関連を検討することを目的とした。調査は、世田谷区の全公立小中学校に在籍する小学3年生から中学3年生およびその保護者を対象に2019年3月に実施され、分析にはデータに欠損がなかった23,955組分のデータが使用された。分析では、睡眠問題を目的変数とし、性、学年、生活状況(睡眠、朝食摂取、排便、外遊び、メディア利用時間)を説明変数に投入した多変量による二項ロジスティック回帰分析を行った。本研究の結果、いずれの説明変数においても、睡眠問題との間に有意なオッズ比が検出された。(本研究は、世田谷区3快プログラム~快眠・快食・快運動~(世田谷区教育委員会)の一部として実施された)

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© 2019 一般社団法人 日本体育学会
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