日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
Online ISSN : 2436-7257
第72回(2022)
セッションID: 22-1201-03-03
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生涯スポーツ研究部会【課題B】口頭発表
Fリーグ共同開催試合の集客事業に参画した学生の学び(経)
*古田 康生
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抄録

Fリーグは日本トップリーグ機構に属する1つのリーグで、フットサル競技のトップリーグである。このリーグの特徴として競合開催方式がある。つまり、一つの試合開催都市にてリーグに所属する全てのチームが試合する方式である。2019年11月8~10日に開催された全12試合の集客事業にPBl型授業の一環としてスポーツ経営を専攻する学生が参画し、その実践的学びをテキストマイニングにより分析し、今後のPBl型授業づくりの基礎的資料とすることを目的とした。50強の企画立案がされ、主にエスコートキッズ事業とサイン会事業がリーグにより採用され、その運営にあたった。エスコートキッズ事業では東海三県のフットサルクラブを学生が回り勧誘し、600名弱の集客成果を得た。参画による学びの自由記述では199件のサンプルを得、分析対象とした。その結果、最も多く抽出されたのは「改善する点」で<参加児・保護者対応>や<スタッフ間の情報共有>といった改善点が抽出された。今回、参画学生から得られた「改善する点」はPBL型授業をより充実させ、事業参加における事前指導の内容に反映させることで質の高いスポーツ経営に関する実践教育づくりに役立つ資料が得られた。

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© 2022 一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会
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