日本静脈経腸栄養学会雑誌
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最期まで食べられる街づくり
五島 朋幸
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2015 年 30 巻 5 号 p. 1107-1112

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抄録
地域での食支援を目的に新宿食支援研究会を立ち上げた。われわれが定義する食支援とは、「本人、家族に口から食べたいという希望がある、もしくは身体的に栄養ケアの必要がある人に対し、適切な栄養管理、経口摂取の維持、食を楽しんでもらうことを目的としてリスクマネジメントの視点を持ち、適切な支援を行うこと」である。
われわれが実践していることは地域の中で「何か食に異常のある人を見つける、適切な人につなぐ、結果を出す」ための人材と仕組みづくりである。最期まで食べられる街づくりとは、摂食嚥下障害のキュアではない。様々な活動を通して食のケアをしていくことである。
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© 2015 日本静脈経腸栄養学会
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