体力科学
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訓練効果及スランプの研究自轉車Ergometer負荷による訓練効果
山本 清萩原 一郎根本 泰昌田辺 正夫浦本 瀋一八代 正雄大野 恒男荒井 聰博
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1951 年 1 巻 1 号 p. 23-26

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抄録

30才前後の未訓練者3名に対し, 自轉車Ergometerの負荷を与えた21日間の実験により, 訓練効果の現われ方と, その簡単な測定法を明らかにし得た。
1.訓練開始後第1週には, 反射的調節機能が漸次低下するが, 第2週, 殊にその後牛から機能低下の程度が少くなり, 第3週に至つてむしろ機能は上昇する。
2.從つて吾々の実験での負荷の強度及び負荷の時間的間隔に於ては, 訓練効果は第3週に於て現われることが確認できる。
3.訓練効果を確める簡単な方法は, 負荷前後の膝閾及び柔軟度を約30分測定し, その変動の様式を, 日を追つて観察することが良い。

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© 日本体力医学会
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