体力科学
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単一運動単位の興奮の相対的閾値変動について
倉田 博
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1972 年 21 巻 4 号 p. 176-182

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抄録

運動単位の特性を検討することを目的として, 人のm.vastus medialisの単一運動単位の放電を筋内埋入電極でとらえて膝関節伸展張力と同時記録し, 次のような結果を得た。
1) 徐々に張力を増大させ, ブラウン管の現象波形を見て張力を減少させる時, 単一のスパイク放電が54.5~86.2%の割合で記録された。
2) ほぼ一定の張力を保持する時, 単一運動単位のスパイク放電が90分以上持続する例が記録された。
3) 単一運動単位の最初のスパイクが発現する時の張力を約15秒の間隔で記録すると, 30~60分間にわたって多少の動揺を示しながらもほぼ特定張力値を示すunitが多く観察された。

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© 日本体力医学会
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