体力科学
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神経・筋でのトレーニング効果は記憶される―再トレーニングに対する筋力増加応答―
大森 肇渡邉 彰人大山 卞圭悟佃 文子高橋 英幸久米 俊郎白木 仁岡田 守彦板井 悠二勝田 茂
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2000 年 49 巻 3 号 p. 385-392

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抄録

本研究では1週間に1日という低頻度で5週間のみの筋力トレーニングを行った結果, 筋力の増加がみられた.また筋力トレーニングによって獲得された筋力は17週間の脱トレーニング後でも維持されていることが示唆された.さらに再トレーニング脚と対照トレーニング脚を比較した結果から, 再トレーニングによる筋力増加応答の増強 (Nerve-Muscle Memory) が観察された.これらの現象がiEMGの変化様相と一致していたことから, これらの背景にあるメカニズムが神経系の要因 (運動単位動員の変化ならびにインパルス発射頻度の変化) によるものであると考えられた.

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© 日本体力医学会
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