血小板減少を伴うC型肝硬変に対し脾摘術を行い，インターフェロン治療を施行できた1例

田中 未央; 北本 幹也; 井川 敦; 辰川 裕美子; 小橋 俊彦; 中原 英樹; 板本 敏行

doi:10.11423/jsph.16.199

症例報告

血小板減少を伴うC型肝硬変に対し脾摘術を行い，インターフェロン治療を施行できた1例

田中未央, 北本幹也, 井川敦, 辰川裕美子, 小橋俊彦, 中原英樹, 板本敏行

著者情報

キーワード: thrombocytopenia, splenectomy, peginterferon

ジャーナルフリー

2010 年 16 巻 4 号 p. 199-202

DOI https://doi.org/10.11423/jsph.16.199

詳細

抄録

高齢者のHCV genotype 2a・高ウイルス量のC型肝硬変例において，血小板3.2万/μlのため脾摘術後に血小板10万/μl前後に回復を確認してペグインターフェロン治療を行った．投与2週間目からHCV RNAは陰性化し，血小板低下および好中球低下のため減量投与を余儀なくしたものの，1年間投与継続した結果，ウイルス排除することができた．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）