日本門脈圧亢進症学会雑誌
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原著
内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)治療後10年以上の長期生存食道静脈瘤症例に関する検討
大洞 昭博小島 孝雄宮脇 喜一郎
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2012 年 18 巻 2 号 p. 99-105

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抄録
内視鏡的静脈瘤結紮術(以下,EVL)は簡便な方法であるが,比較的再発も多い.当院にて初回EVL後,現在に至るまでに10年以上経過した食道静脈瘤症例について検討した.当院において2001年3月までにEVLを行った症例237名のうち10年以上生存中の症例は18例(7.6%).そのうち,当院にて全経過が判明している16例について検討を行った.初回治療時平均年齢61.9歳.男性5名,女性11名.初回緊急例2例,予防施行例14例.その治療歴は,10例はEVL単独で,残りの6例は他治療併用例であった.経過中8名が死亡し,その中で消化管出血死は1名のみであった.血流評価の上,食道静脈瘤硬化療法(以下,EIS)等の治療法を選択することが最良とは思われるが,煩雑な検査や手技ではないEVL治療を繰り返すことでも,出血予防としての治療効果が期待でき,長期生存につながると考えられた.
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© 2012 日本門脈圧亢進症学会
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