日本門脈圧亢進症学会雑誌
Online ISSN : 2186-6376
Print ISSN : 1344-8447
ISSN-L : 1344-8447
孤立性胃静脈瘤に対する内視鏡的治療の功罪
中井 謙之竹内 雅春黒田 暢一植木 孝浩北村 謙介岡本 英三
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 5 巻 1 号 p. 45-48

詳細
抄録
胃腎シャントを有する孤立性胃静脈瘤に対してシャントを温存した内視鏡的治療を21例に施行した.EVLs単独が3例, EVLs+EISが4例, EVLs+EVLo+EISが14例である.EVLsは21例全例に成功したが, 結紮部の胃穿孔を1例, 潰瘍出血を1例に認めた.胃穿孔にて手術した1例を除く20例中17例 (85%) に胃静脈瘤の完全消失を得たが, F1残存静脈瘤3例中増悪を2例に認め追加治療を施行した.食道静脈瘤の新生・増悪や治療後の血清アンモニアの上昇は認めなかった.治療前後に血行動熊の把握が可能であった15例ではシャントが温存されていた.
著者関連情報
© 日本門脈圧亢進症学会
前の記事 次の記事
feedback
Top