日本小児血液・がん学会雑誌
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専門医制度に関する特別企画:専門医制度の現状と今後の方向性
小児がん専門医の誕生に向けて
長谷川 大輔石原 卓富澤 大輔
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2025 年 62 巻 5 号 p. 248-252

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抄録

小児血液・がん専門医制度は,小児血液疾患および小児腫瘍性疾患の子どもたちに質の高い専門医療を提供することを目的として2011年に新設された.2014年に第1回認定試験が実施されて以来,2025年までに延べ424名の小児血液・がん専門医が認定され,小児血液疾患および小児腫瘍性疾患診療の最前線に立ち,各種学会活動ならびに全国レベルの研究活動において中心的役割を担っている.一方で,各学会による運用ではなく,統一された認定・更新基準のもとでの専門医制度の運用を目指す第三者機関である日本専門医機構が2014年に発足し,内科や小児科などの基本領域の専門医を取得後に専門性の高いサブスペシャルティ領域の専門医を取得する2段階式制度が設計された.2025年4月時点で29領域がサブスペシャルティ領域として機構認定されており,小児血液・がん専門医も申請作業を進めていた.しかし,血液領域のサブスペシャルティ専門医として先に機構認定された血液専門医が,内科のみならず小児科も基本領域に含んでおり,その重複を避ける必要から「小児がん専門医」として制度設計を行い,新たに申請準備を行っている.これまで日本小児血液・がん学会員が慣れ親しんだ「小児血液・がん専門医」からの変更を余儀なくされるため,学会員の理解を深めつつ,全国各地で質の高い研修が可能となるよう準備を進めている.

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