Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
原著
CTにおけるfacet joint openingは腰椎変性疾患に対する低侵襲除圧術の再手術の危険因子である
山田 賢太郎豊田 宏光玉井 孝司高橋 真治鈴木 亨暢星野 雅俊寺井 秀富中村 博亮
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2020 年 11 巻 6 号 p. 936-941

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抄録

CTにおけるfacet joint opening(FO)は不安定性の指標になるとの報告がある一方で,腰椎変性疾患に対して低侵襲除圧術の限界について一定した見解がない.本研究は低侵襲除圧術で手術加療を行い最低5年の経過観察をしえた244例の再手術についてFOを含めて危険因子解析を行った.その結果,除圧椎間のFOのみならず,腰椎全体でFOをきたす椎間が多いことも再手術の危険因子であることが示された.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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