聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
国立がん研究センター脳脊髄腫瘍科
2020 年 11 巻 7 号 p. 943-948
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脊髄髄膜腫の手術成績より摘出におけるアプローチについて報告する.対象は8例,観察期間は1~10年である.アプローチは,5例は両側,2例は片側,1例は両側椎弓・椎間関節・椎弓根切除+後方固定で,全例で完全に摘出でき,SimpsonIIで終了した.合併症は片側椎弓切除の1例に棘突起骨折を認め,全例で再発はない.脊髄髄膜腫の治療の主体は手術であり,腫瘍を確実に摘出でき硬膜の処置が可能な適切なアプローチの選択が重要である.
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