Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
原著
胸腰移行部の骨粗鬆症性椎体骨折後後弯症に対する局所矯正固定術の適応についての検討
榊 経平新井 嘉容坂井 顕一郎鳥越 一郎友利 正樹松倉 遊小柳津 卓哉大川 淳
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2020 年 11 巻 9 号 p. 1083-1089

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抄録

はじめに:胸腰移行部椎体骨折後後弯に対する局所矯正固定の適応を検討した.

対象と方法:局所矯正固定術を行った症例に対してX線パラメータ術前値と最終PI-UIV.LL(上位固定端と仙骨のなす角)の関係を調べた.

結果:術前PI-UIV.LL,PTが最終PI-UIV.LLと相関し,ROC曲線で求めた術後PI-UIV.LL≦10°の閾値はそれぞれ33,29°であった.

結語:術前PTとPI-UIV.LLから術後矢状面バランスが予想でき,前述の閾値を上回る場合に局所矯正固定を行うべきではないと考えた.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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