2020 年 11 巻 9 号 p. 1101-1106
はじめに:モーションキャプチャーによる動作解析を用いて,健常者ボランティア8名の頚椎可動域を計測した.
対象と方法:体幹マーカーに対しての頭部マーカーの動作を赤外線カメラにより100 Hzで撮影し,3次元モデルを作成して頚椎の可動域を3つの体軸ごとに解析した.
結果:平均可動域は屈曲伸展112°,回旋150°,側屈86°で,ICC(1,1)は0.73~0.86と高い再現性を示した.
結語:外来において実用可能な再現性の高い3次元的頚椎可動域計測法を確立した.