Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
短報
緩和ケア用Richmond Agitation-Sedation Scale (RASS)日本語版の作成と言語的妥当性の検討
今井 堅吾森田 達也森 雅紀横道 直佑福田 かおり
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11 巻 (2016) 4 号 p. 331-336

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抄録

苦痛緩和のための鎮静のモニタリングでは,modified Richmond Agitation-Sedation Scale (以下,緩和ケア用RASS)が有望な一つである.緩和ケア用RASSについて,言語的に妥当な翻訳版を作成する際に標準的に用いられる手順に従い,日本語への翻訳を行った.緩和ケア用RASSでは,RASSから,人工呼吸器に関する記述の削除,RASS+1の説明の追記の2点が緩和ケアで使用しやすいように修正されている.それに加え,今回,RASSの評価において「胸骨を圧迫する」の記述を削除したうえで翻訳を行った.翻訳者と研究チームで,言語として原作と同等であると合意できるまで繰り返し言語的妥当性を検討したうえで,緩和ケア用RASS日本語版を作成した.苦痛緩和のための鎮静のモニタリングに緩和ケア用RASS日本語版を使用することで,適切で安全な鎮静が実施されることが期待される.

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© 2016日本緩和医療学会
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