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Palliative Care Research
Vol. 12 (2017) No. 1 p. 125-130

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http://doi.org/10.2512/jspm.12.125

原著

【目的と方法】本研究では,母親ががん治療をした家庭における父親の家事や子育ての困難を明らかにすることを目的とした.母親のがん診断時,0〜15歳の子どものいた家庭の父親7名に対し,1対1の半構造化面接によるインタビューを実施した.【主な結果】父親の経験した家事や子育ての困難として〈家事の負担〉〈義父母と生活するストレス〉〈学校との連絡〉の3つが抽出された.困難さを左右する関連要因は「妻の病気以前の家事経験の有無」「妻の病気以前からの義父母との同居の有無」「両実家の協力の程度」「義父母との信頼関係構築の程度」「妻の事前の手配の有無」が考えられた.よって困難さを感じやすい関連要因をもつ父親へ,家事や子育てのサポートに関する情報や,同じ境遇の父親同士で情報交換する場を提供することが検討できる.

Copyright © 2017日本緩和医療学会

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