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Palliative Care Research
Vol. 12 (2017) No. 2 p. 183-193

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http://doi.org/10.2512/jspm.12.183

原著

【目的】緩和ケアの講義で,身近な人の死別体験がある学生が,つらく悲しくなった講義テーマや内容,そのとき感じ考えたこと,気持ちの変化,教員に望む支援を明らかにする.【方法】半構造化面接法による質的研究である.つらく悲しくなったときに感じ考えたことはKrippendorffの方法論で内容分析をした.【結果】36名が参加した.つらく悲しくなった講義テーマや内容は,「臨死期の状態と兆候」「講義全般」などだった.そのとき感じ考えたのは「後悔した」「思い出した」「動揺した」「不安を感じた」「不満を感じた」「違和感を持った」「教材に共感した」だった.1名を除き,気持ちは前向きに変化していた.望む支援では,20名が「支障がなかった」または「よかった」ので要望はないと述べた.【結論】教員は,死別体験がある学生へ支援法を具体的に何度も説明し,常に学生を支えるという強い気持ちで講義に臨むことが求められる.

Copyright © 2017日本緩和医療学会

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