Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
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活動報告
持続的深い鎮静のIntegrated Distress Activity Score(IDAS)による判断方法の試み
宮森 正服部 ゆかり石黒 浩史
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キーワード: 持続的深い鎮静, IDAS, 評価
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2020 年 15 巻 3 号 p. 245-249

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抄録

【緒言】川崎市立井田病院緩和ケア病棟(以下,当PCU)では,Integrated Distress Activity Score(IDAS)で患者の症状緩和を評価しているが,持続的深い鎮静(continuous deep sedation)を行うにあたり,IDASゼロ以下とする判断方法を考案し,今回,持続的深い鎮静例5年分を後ろ向きに抽出し検討した.【方法】正規看護師が IDASにより評価を連日行い,われわれは適合例を調査した.【結果】2013年から2017年の1306件の入院中に,この判断方法による持続的深い鎮静は1.2%,16件であった.理由は,呼吸困難62.5%,10件とせん妄37.5%,6件であった.全例,直近にIDASが低下しゼロ以下となったが,この時点から持続的深い鎮静までの期間は平均3.7日であった.IDASが持続的深い鎮静の実施判断に有用なツールとなる可能性がある.

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© 2020日本緩和医療学会
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