Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
原著
看取りの時期が近づいた患者の家族への説明に用いる『看取りのパンフレット』の有用性: 多施設研究
山本 亮, 大谷 弘行, 松尾 直樹, 新城 拓也, 宇野 さつき, 廣瀬 光, 松原 龍弘, 瀧川 千鶴子, 前野 宏, 佐々木 一義, 茅根 義和, 池永 昌之, 森田 達也
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2012 年 7 巻 2 号 p. 192-201

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抄録
【目的】小冊子『看取りのパンフレット』を用いた終末期患者を看取る家族への説明の有用性を評価することを目的とした. 【方法】緩和ケア病棟5施設, 在宅ホスピス4施設, 緩和ケアチーム1施設で, 終末期患者の家族との面談時に小冊子を用いた説明を行い, 死亡後6カ月以上が経過した遺族に対して郵送法による質問紙調査を行った. 【結果】325名に調査票を発送し, 260名(回収率85%)から回答を得た. 81%が小冊子が「とても役に立った」「役に立った」と回答した. 家族の体験として, 「変化の目安になる」(84%), 「症状や変化がなぜ起きているのか分かる」(76%)などが挙げられた. 運用の工夫が自由記述から抽出された. 【結論】『看取りのパンフレット』は, 配布する時期を患者・家族ごとに検討し, 渡すだけではなく十分にコミュニケーションをとることに注意して運用することで多くの家族にとって有用であることが示唆された.
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© 2012 日本緩和医療学会
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