Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
短報
婦人科がん領域における生活の質向上を目的としたオピオイドスイッチングに関する研究
鈴木 直吉田 彩子中川 侑子波多野 美穂横道 憲幸細沼 信示吉岡 範人大原 樹戸澤 晃子木口 一成
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7 巻 (2012) 2 号 p. 363-367

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抄録

がん疼痛に対するオピオイド鎮痛薬の開始薬として用いられるオキシコドン徐放性製剤は, その副作用である眠気や便秘が特に婦人科がん患者にとって生活の質を低下させる要因となりうる. 一方, フェンタニル貼付薬は鎮痛効力が強く, 副作用が少ないプロファイルを有しているものの, 用法・用量が「オピオイド鎮痛薬から切り替えて使用する」ことになっている. オキシコドン徐放性製剤の副作用発現例からフェンタニル貼付薬へオピオイドスイッチングした婦人科がん領域の臨床研究報告は, わが国には存在していない. それ以前の問題として, 婦人科がん領域における緩和医療の早期導入は十分ではなく, 婦人科がん患者にとって満足の得られる段階には達していない現状がある. 本研究では, 婦人科がん患者に特化した副作用軽減と生活の質向上を目的とした疼痛管理に関する研究を行った結果, 早期にフェンタニル貼付薬へ切り替えることによって, 婦人科がん患者の疼痛, 眠気, 便秘を有意に改善する結果が得られた.

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© 2012 日本緩和医療学会
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