Palliative Care Research
短報
遺族調査に基づく自宅死亡を希望していると推定されるがん患者数
森田 達也宮下 光令井上 芙蓉子佐藤 一樹五十嵐 歩五十嵐 美幸山口 拓洋橋本 修二
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キーワード: 自宅死亡, 緩和ケア, がん
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7 巻 (2012) 2 号 p. 403-407

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抄録

本研究の目的は, 全国4地域を対象とした緩和ケアの普及に関する地域介入研究で取得された実際の死亡場所と死亡数, 遺族調査のデータをもとに, 自宅死亡を希望していると考えられるがん患者数の推定を行うことである. 死亡場所・死亡数のデータは人口動態統計などの資料から収集した. 遺族調査は全国4地域52施設の遺族1,137名を対象として実施された. 「自宅死亡の希望推定数」を, 自宅死亡した患者で遺族が患者はそれを望んでいたと推測した数, および一般病棟・緩和ケア病棟で死亡した患者で, 遺族が患者は自宅で死亡することを望んでいたいと推測した数から求めた. 自宅死亡の希望推定数は, 対象地域ではがん死亡の32.8%[95%信頼区間: 31.7, 33.9]であり, 全国数値に基づくと11.1万人(がん死亡の31.2%[95%信頼区間: 31.1, 31.4])であった.

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© 2012 日本緩和医療学会
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