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Palliative Care Research
Vol. 8 (2013) No. 1 p. 101-106

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http://doi.org/10.2512/jspm.8.101

原著

【背景】がん終末期患者の睡眠障害はQOLに大きな影響を及ぼす. 緩和ケア病棟(PCU)ではミダゾラムが広く使用されるが, 虎の門病院の一般病棟では従来使用されておらず, 改善が必要であった. 【方法】緩和ケアチーム結成後にミダゾラムを投与した28例を対象とし, 有効性は主観的・客観的記載から3段階評価(good, fair, poor)で, 安全性は呼吸抑制および血圧低下の有無でそれぞれ後方視的に評価した. 【結果】解析対象患者は27例で, 投与期間の中央値は6 (1~151)日間, 開始量の中央値は5.0 (1.8~20.0) mg/夜間だった. 開始日の有効性はgoodが14例, fairが4例, poorが9例だった. 呼吸抑制および血圧低下で投与を中止した例はなかった. 【結論】一般病棟のがん終末期患者の睡眠障害に対して安全にミダゾラムを使用できた. 今後は安全性を保ちつつ有効性を高め, PCUと同等に睡眠障害を管理できるように検討する必要がある.

Copyright © 2013 日本緩和医療学会

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