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Palliative Care Research
Vol. 8 (2013) No. 2 p. 232-239

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http://doi.org/10.2512/jspm.8.232

原著

【目的】外来化学療法を受けているがん患者の気がかりと療養生活における肯定的側面について明らかにする. 【方法】対象者は外来で化学療法を受けている成人がん患者で, 同意の得られた62名に, がん化学療法気がかり評定尺度(Cancer-chemotherapy Concerns Rating Scale; CCRS)と療養生活における肯定的側面について調査した. 【結果】無職および休職中の人は, 就労中の人よりCCRS得点が有意に高く, 副作用症状の有無では倦怠感, 食欲不振, 脱毛がある人のCCRS得点が有意に高かった. また, 9割以上の対象者は療養生活において病気の発症前より自分の身体に気をつけるようになり, 家族や友人の大切さを感じていた. 【考察】患者の気がかりを緩和するためには, 社会資源を活用することや副作用症状に対処できるように援助していくことが必要であると示唆された.

Copyright © 2013 日本緩和医療学会

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