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Palliative Care Research
Vol. 8 (2013) No. 2 p. 334-340

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http://doi.org/10.2512/jspm.8.334

短報

【目的】終末期がん患者64名を対象とした呼吸困難に対するモルヒネの使用実態を報告する. 【方法】呼吸困難の程度はNumerical Rating Scale (NRS. 0~5の6段階)で評価した.【結果】投与期間平均34.7日,投与量平均93.0 mg/日によりNRSは3.5から1.6 (p<0.001)へ低下した.投与方法については,モルヒネの頓服群・非頓服群で呼吸困難緩和の効果に差はなく,両群ともに有意差をもってNRSの低下が認められた.対象症例全例において,モルヒネ投与による呼吸抑制や低酸素血症はみられず安全に投与できた.【結論】以上より,呼吸困難緩和に対するモルヒネは投与方法のいかんを問わず有用で,安全に投与可能な薬剤であり,ガイドラインが推奨する第一選択の薬剤と考える.

Copyright © 2013 日本緩和医療学会

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