Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
短報
緩和ケア病棟入院前後に患者・家族がもつ情報の程度や理解状況─看護師による評価から
山田 祐司, 平方 眞, 轟 慶子, 岡崎 賀美, 石黒 理加, 延藤 麻子, 松原 芽衣, 小坂 麻利, 羽田 かおり, 岩満 優美
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2013 年 8 巻 2 号 p. 361-370

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抄録
【目的・方法】一般市民の緩和ケア病棟に対する認識には誤解があることが知られており, 緩和ケア病棟入院の患者とその家族は, 緩和ケア病棟に関する情報が十分ないままの入院となることが推測できる. そこで, 緩和ケア病棟入院前後の患者・家族が置かれている状況を理解するために, 緩和ケア病棟勤務の看護師を対象にアンケート調査を実施した. 【結果】以下の2点が明らかになった: (1)約55%の看護師は患者・家族が緩和ケア病棟入院前に十分な情報をもっておらず, 約62%の看護師は患者が十分な説明を受けずに, 約37%の看護師は家族が十分な説明を受けずに入院になったと認識していた. (2)入院前は緩和ケア病棟の利用の仕方について, 入院後は治療や病状についての質問が多かった. 【考察】入院前の患者・家族のみならず, 一般病棟で働く医療者に対しても, 緩和ケア病棟における治療内容, 入院の条件などの十分な説明が必要であることが示唆された.
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© 2013 日本緩和医療学会
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